ペルシア語の影
長いので、二、三回に分けようかと思ったけど、分けると前後を参照しにくくなり、又ひとまとまりであるほうが分かり易いところでもあるので、このままで出すことにするね。 「枯野(からの)」という船のことは、日本書紀では「応神(おうじん)天皇」の巻に…
前回に述べたタケルの問い歌の中にある幾つかの音に込められた「火」や「燃える」のことについてヒントを出すような感じで、古事記は「御火焼(みひたき)の老人(おきな)」を出す。 そうやって、その「火焼(ひたき)」の「タキ」(TK)に注意を向けさせ…
先回、「九夜十日」について説明を始めたけど、あまり細かに話すと却って分かりにくくなるということもあるので、今日はごく簡単に整理してみて、それからいろいろと必要なところの説明を足して行ってみるね。 下の方に「印欧語」ということをあまり聞いたこ…
「一富士二鷹三茄子(なすび)」については前回ちょっと話したけど、その説明のためにもう一度「柿本人麻呂」の「安騎(あき)の野」の歌を見てみて、「一富士・・」についてはそこから入ることにするね。 この歌は長歌に続く「短歌四首」で一まとまりになっ…
「一富士(いち・ふじ)、二鷹(に・たか)、三茄子(さん・なすび)」、というのは、これらが初夢に出てくれば、いいことがある、ということだけど、今まで話して来たことでもって、これはひょっとして、「フジ」(富士)、「タカ」(鷹)、「ナスビ」(茄…
話の順序を考えていたらすっかり日がたってしまった。途中で切るのが難しくて、長くなってしまう。でも、読みにくいから、このタイトルはやはり数回に分けて話すことにするね。 アレクサンドロスがペルシアのバビロンでその短い生涯を閉じた時、もろもろのこ…