やまと歌の掛け

19.「一対の子音」と「掛け」

「鎌を掛ける」の技法で、人麻呂がとてもリラックスして作っている歌があるの。 その歌はこういう風に云っている : 「この岡で草を刈っている坊や(=わらは(わ))、そんなに刈ってしまわないでね。そのままでも、あのお方がいらっしゃれば、お馬が食べる…