「新治筑波」の歌

26. ヤマトタケルの話の筋(6) 九夜十日(3)

前回に述べたタケルの問い歌の中にある幾つかの音に込められた「火」や「燃える」のことについてヒントを出すような感じで、古事記は「御火焼(みひたき)の老人(おきな)」を出す。 そうやって、その「火焼(ひたき)」の「タキ」(TK)に注意を向けさせ…

25. ヤマトタケルの話の筋(5) 九夜十日(2)

先回、「九夜十日」について説明を始めたけど、あまり細かに話すと却って分かりにくくなるということもあるので、今日はごく簡単に整理してみて、それからいろいろと必要なところの説明を足して行ってみるね。 下の方に「印欧語」ということをあまり聞いたこ…

24. ヤマトタケルの話の筋(4) 九夜十日(1)

ヤマトタケルの話を編んでいる「NK,NG」と「TK,TG」のコトバはあとの回で一覧するね。 今日はその「NK,NG」と「TK,TG」が甲斐(かひ)の国の酒折宮(さかをりのみや)に入って、「九夜十日(ここのよ・とをか)」として出てくる様子を見…

13.「おつくり」のこと

ヤマトタケルとお父さんの景行天皇が仲睦まじく書かれている日本書紀の方では、景行天皇は、亡くなった息子タケル(日本武尊)のことが忘れられず、タケルが平定した国を巡(めぐ)ってみたいという思いに駆られて、東海の方から船で「上総国」(かみつふさ…