2008-08-01から1ヶ月間の記事一覧

11. アレクサンドロスの後のこととロ−マ(1)

話の順序を考えていたらすっかり日がたってしまった。途中で切るのが難しくて、長くなってしまう。でも、読みにくいから、このタイトルはやはり数回に分けて話すことにするね。 アレクサンドロスがペルシアのバビロンでその短い生涯を閉じた時、もろもろのこ…

10.「あながち」というコトバ

やまとことばは、造語力(=造詞力)にどうしても限界がある。一方、漢語は現代的には使いにくいところもある。 英語のコトバの95%以上はラテン語、ギリシャ語から来ている。漢字漢語も英語ももちろん大事だけれど、おじさんは日本語なりに日本語としての現…

9.「鎌足」(かまたり)という名

「藤原鎌足」(ふじわらの・かまたり)という人がいるけど、「鎌」に「足」って、変わった名だ。 万葉集に、 望月(もちづき)の、満(た)れる面(おも)わに 花の如(ごと)、笑(ゑ)みて立てれば・・ という長歌がある。「月が満ちたようにふっくらと輝…